2019年度支部総会・70周年記念祝賀会終わりました。

2019年度支部総会・70周年記念祝賀会が無事終了しました。ご参加の皆様ありがとうございました。51人の方にご参加いただきました。

当日の式次第です。

70周年記念祝賀会の目玉である、東経大生・伊藤伴氏の講演「世界最高峰から見えたもの」は、本当に圧巻でした。彼はエベレスト登頂・日本人最年少記録保持者ですが、その達成4日後に知り合いの女子大生に記録を破られてしまいます(その女性もスライドに出てきました)。

小学校低学年までは無気力で何もやる気が起きなかった伊藤少年が、あるきっかけで登山に目覚め、中学高校と世界の高峰に挑むようになったプロフィール。ご両親は「自分達がお金を出して何かあったらやり切れないから」という理由で、必要経費をすべて自分で用意するなら、と彼の登山を許したそうです。そこから地道にお金を貯め、練習し、目標をクリアしていく話に惹き付けられます。

エベレストの制覇には約1ヶ月必要で、山に入ってからは3つのベースキャンプを移動して登頂を目指します。その途中に現れる壮絶な光景や危険な道程を、スライドと巧みな例えを使いながら説明します。カジュアルに話していますが、実際の様子が相当に大変であろうことが観ている我々にもヒシヒシと伝わってきます。いざ登頂成功!の段にはこちらまでほっとします。

しかしこの後がすごいのです。実は彼がエベレスト登頂に成功したのは2回目のチャレンジ。その前年の1回目チャレンジでは、キャンプ滞在中にネパール大地震に遭遇しました。その時の様子が、次に語られます。

当時の動画には、揺れが起こり動揺している彼のセリフ、あっという間に爆風が襲いブラックアウトするまでの様子がリアルに残っています。息を呑む会場。

雪崩直撃ではなく、大きな岩が落ちたことによる爆風が襲ったそうですが、その爆風が見えてから襲ってくるまではわずか8秒。伊藤氏の「ええ!どうしたらいいの?」という迷い、近藤氏?の「テントには入るな!」「口をおさえろ!口を!」という叫び(雪に埋まった際の空気を確保するため)。その臨場感・緊張感が凄まじい。
同じキャンプで20人もの死者が出た大惨事でした。

地震に慣れていないネパールの人たちや建築の被害も大変な規模だったので、彼らはそのままボランティアとして現地に留まることにします。福島の震災の時も、こういう大震災の後に救助ボランティアに入れるのは、自分達で衣食住を賄うことのできる(現地に迷惑をかけることのない)キャンパーの人達でした。

またネパールは汚職がひどいそうで、支援金や物資が来ても、まともに被災者に渡らない。それをちゃんと当事者に手渡す役割を彼らは現地で始め、それは今に至るまで定期的に続いているそうです。

そんな波乱万丈で盛り沢山なお話があっという間に終わりました。
当日は伊藤氏が実際に登山に使った道具たちも持ち込んでいただき、皆が手に取りながら質問していました。

個人的にはぜひ子供世代にも聞いてもらいたかった内容です。記念式典でこのような機会がもてて、本当に良かったと思います。

翌日新潟日報誌朝刊に掲載された記事です。

ホテルオークラでの懇親会は、トークが盛り上がってしまってあまり写真が撮れていませんが、その分二次会の写真はたっぷりあります。例によってFacebookページのアルバムからご覧ください。

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またの参加をお待ちしています。


今後とも何卒宜しくお願いいたします。

レポート:平成7年卒:亀貝太治

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